糖尿病 塩分

糖尿病と塩分について

塩分の取り過ぎは体に悪いと言われる。
では、糖尿病と塩分の関係はどのようなものだろうか。

一般的に糖尿病患者は、糖質を摂り過ぎてはならない。また、糖尿病の予防のためにも、糖質の過剰摂取は控えるべきだとされている。しかし塩分はどうだろうか。

結論から言うと、塩分の取り過ぎが直接糖尿病を引き起こす原因になるとは言えないようである。

塩分と合併症

塩分を摂りすぎることで体が悪くなるのは、糖尿病になった以後のことである。
糖尿病はなぜ怖いか、それは合併症があるからだと思う。

糖尿病が進行すると動脈硬化・脳梗塞・失明・心筋梗塞など、循環器系、血管系に関する合併症がおこる。
失明は循環器とは関係ないように思えるが、これは目の毛細血管が破れることによっておこる失明を言っている。

実はこういった糖尿病によって引き起こされる血管に関わる病と塩分が深いかかわりを持っているのだ。
塩分の取り過ぎは高血圧を引き起こす。そして糖尿病患者のグルコース値の高い血液は血管の壁を傷つける。

血管に関わる病の進行はグンと加速するのである。

長寿国日本の中で最も長寿の県

長い間日本では沖縄が平均寿命が一番長い県として知られてきた。海外でも沖縄は、ブルーゾーン(長寿地域)と呼ばれ、その食習慣や生活空間が注目されている。

が、しかし。2010年以降から沖縄を出し抜き平均寿命が全国一位になった県がある。長野県だ。
長野県は約30年前から減塩運動に取り組み、減塩カレンダーや減塩教室などの啓蒙活動を行った。
そして寿命一位である。

糖尿病の患者じゃなくても、塩分の取り過ぎには注意したいところである。糖尿病であるならなおさら、塩分の摂取を控える減塩を行ってほしい。

糖尿病と飲み物

糖尿病の知識